何に使う治療?
シミ(日光性色素斑)、そばかす、ADMなど、肌の色素を細かく砕く治療です。
照射方法と適応を読むくわしい仕組みの前に、患者さんからよく聞かれる4つをまとめました。気になるところから読み進めていただけます。
シミ(日光性色素斑)、そばかす、ADMなど、肌の色素を細かく砕く治療です。
照射方法と適応を読む照射したシミは一時的に濃く見え、1週間程度かけて徐々に薄くなることがあります。必要な回数は色素の種類と深さで変わり、浅いシミとADMのような深い色素では考え方が異なります。
症例写真を見る輪ゴムではじかれるような刺激を感じることがあり、全顔は表面麻酔を使います。顔全体のほのかな赤みは、多くは数時間〜数日で落ち着きます。
経過・リスクを読む全顔1回82,500円(税込・表面麻酔代別)。デルマシオと組み合わせた、シミ治療に特化したヒルズフェイシャル®は全顔1回110,000円(税込)です。診察・診断料は別にかかります。
料金を読むピコシュアプロは、米国Cynosure社のピコ秒レーザーです。肌の色をつくるメラニン(色素)に反応する755nmの光を、1兆分の1秒単位のごく短い時間で届けます。

755nm
メラニンに吸収されやすく、赤みの原因となる血管(ヘモグロビン)には比較的吸収されにくい波長です。
500–900ps
1ピコ秒は1兆分の1秒。熱が周りへ広がる前に、色素へエネルギーを届けることを狙います。
3modes
シミを一つずつ狙う照射、顔全体を整える照射、光を細かく集める照射を使い分けます。
数値は国内の添付文書の仕様です。実際の設定は肌と色素の状態に合わせて決めます。
ひとつの機器でも、光の当て方で狙うものが変わります。組み合わせるかどうかも、診察で判断します。

色素の治療
一つのシミを狙う
小さなスポットで、シミ一つひとつに照射します。色素の深さに合わせてスポットサイズとエネルギーを選びます。

色素の治療
広い範囲に均一に照射
大きなスポットで、顔全体にエネルギーを均一に照射します。細かな色むらを、刺激を抑えながら整えることを狙います。

肌質・凹凸の治療
光を細かな点に集める
フォーカスレンズで光を細かな点に集め、肌の中に微小な反応をつくります。表面を大きく傷つけずに、肌の質感へのアプローチを狙います。
照射方法の違いを示した模式図です。光の色や大きさ、組織の見え方は概念的に表したもので、実際とは異なります。
シミ治療のページに掲載している16症例です。ピコシュアプロを含む治療(ヒルズフェイシャル®など)の症例で、治療内容は各症例の「治療内容・費用・リスクを見る」に記載しています。症例写真は一例です。撮影条件・時期・肌の状態により見え方は異なり、同じ結果を保証するものではありません。効果や経過には個人差があります。


左が治療前、右が治療後の写真です。撮影条件や肌の状態によって見え方が異なる場合があります。


左が治療前、右が治療後の写真です。撮影条件や肌の状態によって見え方が異なる場合があります。


左が治療前、右が治療後の写真です。撮影条件や肌の状態によって見え方が異なる場合があります。


左が治療前、右が治療後の写真です。撮影条件や肌の状態によって見え方が異なる場合があります。


左が治療前、右が治療後の写真です。撮影条件や肌の状態によって見え方が異なる場合があります。


左が治療前、右が治療後の写真です。撮影条件や肌の状態によって見え方が異なる場合があります。


左が治療前、右が治療後の写真です。撮影条件や肌の状態によって見え方が異なる場合があります。


左が治療前、右が治療後の写真です。撮影条件や肌の状態によって見え方が異なる場合があります。


左が治療前、右が治療後の写真です。撮影条件や肌の状態によって見え方が異なる場合があります。


左が治療前、右が治療後の写真です。撮影条件や肌の状態によって見え方が異なる場合があります。


左が治療前、右が治療後の写真です。撮影条件や肌の状態によって見え方が異なる場合があります。


左が治療前、右が治療後の写真です。撮影条件や肌の状態によって見え方が異なる場合があります。


左が治療前、右が治療後の写真です。撮影条件や肌の状態によって見え方が異なる場合があります。


左が治療前、右が治療後の写真です。撮影条件や肌の状態によって見え方が異なる場合があります。


左が治療前、右が治療後の写真です。撮影条件や肌の状態によって見え方が異なる場合があります。


左が治療前、右が治療後の写真です。撮影条件や肌の状態によって見え方が異なる場合があります。


左が治療前、右が治療後の写真です。撮影条件や肌の状態によって見え方が異なる場合があります。
シミ治療に使う光の機器は、照射する時間の長さで性質が変わります。ピコ秒レーザーは、光が当たる時間が非常に短いことで、熱だけではなく圧力(光音響効果)で色素を細かく砕きます。
Selective Protection
色素に、反応を集める。
炎症後色素沈着(治療後に色が濃く残ること)の発生率
出典:Oku K. Investigation of the incidence of PIH and its factors when picosecond alexandrite laser is used to remove benign pigmented lesions in skin type III–IV. Lasers Surg Med. 2021;53(S33):S41(ASLMS 2021 学会抄録)。Qスイッチレーザーの値は、同抄録が背景として挙げる既報の範囲です。
| ピコ秒レーザー | ナノ秒レーザー(従来のQスイッチレーザー) | 光治療(IPL) | |
|---|---|---|---|
| 光が当たる時間 | 1兆分の1秒(ピコ秒)単位 | 10億分の1秒(ナノ秒)単位 | 1000分の1秒(ミリ秒)単位 |
| 色素への働き方 | 熱に加え、圧力で細かく砕く | 主に熱で壊す | 幅広い波長の光で、ゆるやかに反応させる |
| 周りへの熱の広がり | 少なく抑えやすい | ピコ秒より広がりやすい | 設定や照射範囲による |
| 照射後の経過の例 | 照射方法により、テープ保護が不要な場合もある | かさぶたができ、テープ保護が必要になることがある | 赤みや、シミが一時的に濃く見えることがある |
表は機器の種類ごとの一般的な特徴を示したもので、機器や医療機関の優劣、治療効果を示すものではありません。実際の経過は、色素の種類・照射方法・肌の状態で異なります。
他のピコレーザーとの違い
ピコ秒レーザーには、755nmのほか、532nmや1064nmなどを使う機器があります。波長によって、反応しやすいもの(メラニン・血管)と、レーザーが届く深さが変わります。
| 532nm | 755nm(ピコシュアプロ) | 1064nm | |
|---|---|---|---|
| 主な発振方式 | Nd:YAGなどの波長変換 | アレキサンドライト | Nd:YAG |
| メラニンへの吸収 | 高い | 高い | 低め |
| 血管(ヘモグロビン)への吸収 | 高い | 532nmより低い | 低い |
| 光が届く深さの目安 | 浅い | 中間 | 深い |
同じ波長でも、パルス幅・スポットサイズ・照射方法によって反応は変わります。表は一般的な光の性質で、機種の優劣や効果を示すものではありません。

院長の視点
熱が少ないことは、アジア人の肌では特に意味があります。照射の刺激でかえって色が濃く残る「炎症後色素沈着」を避けるために、必要以上のエネルギーを使わないこと。どのピコレーザーが一番、という答えはありません。色素の深さと、肌がどの程度の刺激に耐えられるかを見立てたうえで、波長と設定を選びます。当院では755nmを色素治療の軸にし、赤みなど別の標的があるときは、ダーマVなど異なる波長の機器を選びます。
ピコシュアプロは、ピコシュアの次世代機です。国内の添付文書を並べると、波長と使用目的は同じで、設定できるエネルギーの範囲とスポットサイズが広がっています。当院では2016年からピコシュアを、2021年からピコシュアプロを使っています。
一般に、スポットが大きいほど光は皮膚の中で散らばりにくく、深い位置まで届きやすくなります。ピコシュアでは大きなスポットで選べるエネルギー密度に限りがありましたが、ピコシュアプロでは8mm・10mmのスポットでも高いフルエンスを選べます。そのため、ADMのように深い層にある色素に向けて、照射を設計できる幅が広がっています。効果や必要な回数には個人差があります。
| ピコシュア | ピコシュアプロ | |
|---|---|---|
| 波長 | 755nm(アレキサンドライト) | 755nm(アレキサンドライト) |
| 使用目的 | 良性色素性病変の治療、刺青の蒸散・除去 | 同じ |
| エネルギーの範囲 | 165〜200mJ | 165〜300mJ |
| 固定式ハンドピースのスポット | 6・8・10mm | 5・6・8・10mm |
| 8mmスポットのフルエンス設定範囲 | 0.33〜0.40 J/cm² | 0.33〜0.60 J/cm² |
| 10mmスポットのフルエンス設定範囲 | 0.22〜0.25 J/cm² | 0.21〜0.38 J/cm² |
| ズーム式ハンドピース・最大エネルギー密度 | 2.0〜6.0mm・6.37 J/cm² | 同じ |
出典:PMDA 添付文書(ピコシュア 2024年12月改訂第4版/ピコシュアプロ 2024年12月作成第2版)。フルエンスは、照射面積あたりのエネルギー量です。
ピコシュアの歩みと、当院
2012
機器の歩み
755nmのピコ秒レーザー「ピコシュア」が、刺青と良性色素性病変の治療を対象に、米国FDAの510(k)クリアランスを取得しました。
2014
機器の歩み
光を細かな点に集めるフォーカスレンズアレイを使う照射が、ニキビ痕・しわを対象に米国で510(k)クリアランスを取得しました。
2016
当院
シミに加えて、小じわや毛穴を同時に治療する照射方法の検討を始めました。

2017
当院
日本美容皮膚科学会総会のシンポジウムと招待講演で、ピコシュアによる色素病変の治療経験を報告しました。

2019
当院
当院で組み立てた、活動性のニキビへの設定と照射方法を、ASLMS(米国レーザー医学会)の口頭講演で発表しました。

2021
当院
開発段階からCynosure社のAdvisory Board Memberとして携わった院長のもとに、完成した第1号機が導入され、臨床での評価を始めました。

2022
機器の歩み
Cynosure社がピコシュアプロを発表しました。同じ年、院長は日本形成外科学会・日本美容皮膚科学会・日本美容外科学会で、ピコシュアとの違いと症例を報告しています。

2023
当院
韓国でのピコシュアプロ発売記念イベントに、開発に携わった医師の一人として登壇しました。

2024
当院
ピコシュアプロの中国本土ローンチで基調講演を行い、現地の医師に照射法を指導しました。同じ年、当院はCynosure社から「プレステージクリニック」と「Global Training Facility」の認定を受けています。

機器の歩みは、米国FDAの510(k)データベース、PMDAの添付文書、Cynosure社の発表にもとづきます。510(k)クリアランスは、米国で既存の機器と同等と判断されたことを示すもので、日本の承認とは異なります。当院の歩みは、院長の学会・講演の記録にもとづきます。

院長 奥謙太郎|皮膚科医
当院では、診察で肌と色素の状態を見立てた院長が、そのまま照射まで行います。これまでの治療への反応や、その日の肌の状態を照射の設定に直接生かせることが、同じ医師が担当する意味だと考えています。


開発からローンチ後の調整までを通して私が確かめてきたのは、この機器の得意なことよりも、どこからが過剰かという境目です。どの肌に、どの設定で、どこまでエネルギーを絞れば色素だけが壊れるのか。検証を重ねた分だけ、使わない設定が増えていきます。
院長 奥謙太郎
教科書・書籍への執筆
このほか『ステップアップ皮膚レーザー』『あたらしい美容皮膚科学』、Monthly Book Dermaなど、レーザー・機器治療に関する書籍や医学雑誌に執筆しています。
自由診療・税込表示です。必要な内容とご予算をすり合わせ、治療前にお見積もりをご案内します。
施術費用とは別に発生します。初めてのご来院 11,000円/前回のご来院から24か月以内 1,100円/25か月以上 11,000円(税込)。同日の診察は医師1名でも2名でも同額です。
ご希望や治療内容に応じて行う場合の料金で、施術費用とは別にかかります。全治療で共通です(料金に「麻酔代込み」とある施術を除く)。塗る麻酔の1部位は、20cm×20cmです。
必要な回数は、色素の種類・深さと照射方法によって異なります。診察で、回数と通院の見通しを含めてご説明します。
料金確認:2026年9月13日。掲載症例の当時の総費用とは異なります。
ご予算も、診察でお聞かせください。必要な治療と優先順位を一緒に考えます。
費用も含めて相談を予約する赤みや一時的な色の変化は起こりえます。大切な予定がある方は、治療日を決める前にご相談ください。
顔全体にほのかな赤みが出ることがあります。多くは数時間〜数日で落ち着きます。
照射したシミが一時的に濃く浮き上がり、1週間程度かけて徐々に薄くなっていくことがあります。
こすらず、保湿と紫外線対策を続けてください。気になる変化があれば、次回を待たずにご連絡ください。
経過と回復までの時間には個人差があります。上記は目安であり、照射方法(スポット・トーニング・フラクショナル)によっても異なります。
照射中は、輪ゴムではじかれるような刺激や、ジリジリとした熱感を感じることがあります。表面麻酔代は別途です。強い刺激は我慢せずお知らせください。
照射方法と肌の状態によって、当日のメイクや洗顔、テープ保護のご案内が異なります。施術前にご説明します。
主な副作用・リスク:皮膚の不快感、赤み、腫れ、点状出血、内出血、水疱、かさぶた、膿疱、色素沈着、色素脱失、熱傷、瘢痕、感染、アレルギー反応など。多くは一過性ですが、症状や経過には個人差があります。
治療を受けられない、または時期を調整する場合があります:光過敏症や日光過敏を起こす薬の内服中、光で誘発されるてんかん、6か月以内のイソトレチノイン内服、照射部位の炎症・傷・ヘルペス、悪性黒色腫が疑われる病変、金製剤の使用歴、妊娠・授乳中、4週間以内のレーザー・光治療、1週間以内のボツリヌス治療など。
機器名で治療を決めて来院する必要はありません。診察で、ピコシュアプロが合うかどうかから一緒に考えます。

WEB・LINE・電話でご予約ください。気になる症状と、これまでの治療歴をお知らせいただくとスムーズです。

洗顔後、肌画像を撮影します。見えているシミだけでなく、色むらや赤みなども診察の参考にします。

院長が診察と画像から状態を確認。選択肢、回数の見込み、費用とリスクをご説明し、ご希望をうかがいます。
ここからは、治療を受ける場合
内容と費用にご納得いただいてから。施術は後日でもご相談いただけます。

表面麻酔のあと、診察で決めた照射方法で照射します。照射中も肌の反応を確かめながら、出力や範囲を調整します。

紫外線や摩擦を避け、保湿を続けます。メイクの再開時期や次の診察は、照射内容と肌の反応に合わせてご案内します。
このページのメニューで用いる機器のうち、デルマシオは、国内未承認医療機器です。承認状況・リスクは、デルマシオのページに記載しています。
PMDA:PicoSure Pro 添付文書 ↗どちらも755nmのピコ秒レーザーで、使用目的も同じです。国内の添付文書では、ピコシュアプロは設定できるエネルギーの範囲が165〜300mJ(ピコシュアは165〜200mJ)に広がり、5mmの固定スポットが加わりました。大きなスポットでも高いエネルギー密度を選べるため、深い位置の色素に向けて照射を設計できる幅が広がっています。効果や必要な回数には個人差があります。
主な違いは波長です。755nmはメラニンに吸収されやすく、532nmより血管への吸収が低い波長です。532nmや1064nmにもそれぞれの性質があり、優劣ではなく、色素の深さや肌の状態に合わせて選ぶものと考えています。
従来のQスイッチレーザーはナノ秒(10億分の1秒)単位で照射し、主に熱で色素を壊します。ピコ秒レーザーはさらに短い時間で照射し、熱に加えて圧力で色素を細かく砕くため、周りへの熱の広がりを抑えやすいのが特徴です。経過は照射方法や肌の状態で異なります。
輪ゴムではじかれるような刺激や、ジリジリとした熱感を感じることがあります。表面麻酔代は別途です。
顔全体のほのかな赤みは、多くは数時間〜数日で落ち着きます。照射したシミは一時的に濃く見え、1週間程度かけて徐々に薄くなることがあります。照射方法と肌の状態で経過は異なるため、施術前にご説明します。
色素の種類と深さ、照射方法によって異なります。浅いシミと、ADMのように深い層の色素では、必要な回数の考え方が変わります。診察で見通しをお伝えします。
肝斑は刺激で悪化することがあるため、肌の状態を見て照射するかどうか、どの方法で行うかを判断します。外用・内服やスキンケアを先に整える場合もあります。
フォーカスレンズを使うフラクショナル照射で、ニキビ痕・毛穴・肌の質感の治療を行うことがあります。リスクや他の治療の選択肢も含めて、事前にご説明します。
ピコシュアプロの開発メンバーの一人である院長 奥謙太郎が、診察から照射まで担当します。
ピコシュアプロは全顔1回82,500円(税込・表面麻酔代別)です。診察・診断料は初めてご来院の方11,000円、前回のご来院から24か月以内の方1,100円、25か月以上の方11,000円(税込)で、すべての治療で施術費用とは別に発生します。
もっと詳しく知りたい方へ
シミの深さの見立て方と、ピコシュアプロを使った17症例をグレイスジャーナルで解説しています。
ピコシュアプロが合うかどうかは、色素の種類と深さ、肌の状態で変わります。診察で、治療の選択肢・費用・通院の見通しをご説明します。お話を聞いてから、ご検討ください。
完全予約制
気になる項目を選んでください。文字を入力せずにご相談いただけます。
回答は診察で確認することの整理に使います。診断は医師が行います。
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予約フォームへ回答は自動送信されません。相談メモをコピーしてご利用ください。
回答は診察で確認することの整理に使います。診断は医師が行います。
このボタンを押すと、直前の質問をClaudeに送信します。氏名などの個人情報は入力しないでください。
治療が決まっていなくても、ご相談いただけます。ご希望の方法からお進みください。
火・水・金・土 9:00〜17:00/完全予約制(祝日は休診)
回答は予約フォームへ自動送信されません。必要に応じてコピーしてご利用ください。