ヒルズグレイスクリニック|横浜あざみ野 美容皮膚科

レビュー2|Re-Beau 2 肌画像診断システム治療は、
撮影から始まっている。

当院では、カウンセリングの前に、肌画像診断システム Re-Beau 2(レビュー2)で肌を撮影します。通常の光で撮った写真に加えて、UV(紫外線)を使った写真と赤みを映す写真を続けて撮ることで、肉眼では見えにくいメラニン(肌の色をつくる色素)の広がりや、毛穴にたまった皮脂、しみの下に隠れた赤みまで映し出します。

Re-Beau 2は撮影と記録のための機器で、治療を行う機器ではありません。

肌画像診断システム Re-Beau 2の本体。白い筐体の正面に顔を入れる撮影窓があり、隣に操作用のタブレットが置かれている

このページの要点

  1. 通常の光・UV・赤み、3種類の写真を一度に。肉眼では見えにくいメラニンの広がりや皮脂の位置、しみの下の赤みを映します。
  2. レーザーの前に、まず撮影。見た目には肝斑がなさそうでも、UVの写真で見つかることがあります。
  3. 毎回同じ条件で撮り、経過を追う。治療前の肌を記録しておくと、変化を比べられます。
  4. 写真は、診察で一緒に見ます。ライフスタイルやスキンケアのお話とあわせて、治療を考えます。

レビュー2とは

顔を入れて、3種類の写真を撮る。

株式会社ジェイメックが開発し、日本で製造している肌画像診断システムです。撮影窓に顔を入れると、通常の光で撮った写真、UV(紫外線)を使った写真、赤みを映す写真を続けて撮影します。当院で使っているのは、2017年に発売された現行の機種 Re-Beau 2 で、赤み写真と、写真をもとに数値とグラフで経過を見る解析機能を導入しています。

通常の光で撮ったカラー写真。頬の色ムラやそばかす、毛穴までそのままの色で写っている横顔

カラー写真

自然の光で見たときに近い色で

肌の色ムラや赤み、毛穴の開きなど、見た目の状態を、自然の光で見たときに近い色で記録します。拡大すると、毛穴のひとつひとつまで見分けられます。

  • 色ムラ
  • 赤み
  • 毛穴
  • 肌のきめ
UVの光で撮った写真。全体が青白く写り、カラー写真では目立たないメラニンの濃淡が濃い点や広がりとして浮かび上がっている

UV写真

肉眼では見えにくいものを、見えるように

UVの光を当てて撮ると、肌の中に広がるメラニン(肌の色をつくる色素)の濃淡が浮かび上がります。まだ表面に出ていないシミや肝斑、毛穴にたまった皮脂、ニキビのもとになる菌がつくる物質(ポルフィリン)の位置がわかります。

  • 隠れたシミ・肝斑
  • メラニンの濃淡
  • 毛穴の皮脂
  • ポルフィリン
赤みを映す写真。肌が赤く写り、頬や小鼻のまわりに赤みが広がっているのがわかる

赤み写真

しみの下に隠れた赤みを、見えるように

メラニンの影響をできるだけ小さくして撮影し、表面からは見えにくい赤みを映します。しみの下に隠れた赤みや、こすり過ぎによる赤みを確かめられます。

  • しみの下の赤み
  • こすり過ぎの赤み
  • 赤みの広がり

3枚は、同じ方の同じ位置を続けて撮影したものです。写真はご本人の同意を得て掲載しています。写り方には個人差があります。

撮影窓に顔を入れ、目を閉じてRe-Beau 2で撮影を受けている女性の横顔。黒いケープをかけ、機器の上には光を遮る布がかかっている
撮影窓に顔を入れ、目を閉じて撮影します。衣服はケープで覆い、髪は顔にかからないようにまとめます。
撮影窓に顔を入れた患者さんの頭に手を添えて、位置を合わせているスタッフ
毎回同じ位置・同じ条件で撮るために、撮影窓に入れた顔の位置をひとつずつ合わせます。

なぜ撮影に力を入れるのか

見た目と、肌の中は、違うことがある。

シミやニキビの治療では、どこに、どのくらいのレーザーを当てるか、どんな内側からのケア(インナーケア)が合っているかを見きわめ、一人ひとりに合わせた細かな治療ができるかどうかで、結果が変わってきます。その治療方針を決めるうえで、いちばん大切にしているのが「治療前の肌の状態を知ること」です。

診察室で、タブレットに映したUVの写真を患者さんに見せながら説明している院長 奥謙太郎
撮影した写真は、診察でタブレットに映して一緒に見ます。気になるところと治療の計画を、画面を見ながら話し合います(院長 奥謙太郎)。

視診の限界

見て、触れるだけでは、わからない

シミの状態は、視診や問診、触診だけで正しくつかむことがむずかしいものです。見た目には肝斑がなさそうでも、UVの写真で見つかることがよくあります。

レーザーの前に

当てる前に、知っておく

肝斑は刺激で濃くなることがあります。レーザーを当てる前に肌画像で確かめることを、当院では欠かせない手順にしています。

お話とあわせて

写真だけで、決めない

カウンセリングでは、ライフスタイルやスキンケアの習慣をお聞きし、いまの肌トラブルの原因を一緒に考えます。写真は、その材料のひとつです。

VECTRA H2の本体。上部に白いディフューザー、正面に撮影窓があり、背面に一眼レフカメラを装着している

もうひとつの撮影

顔の形は、3D撮影で。

頬の高さや輪郭など顔の形の変化は、3D撮影システム VECTRA(ベクトラ)で撮影します。肌はRe-Beau 2、顔の形はVECTRA。目的に合わせて使い分けています。

わかること

3種類の写真と数値で、確かめられること。

見た目の写真、UVの写真、赤みの写真。並べると、いま見えているシミと、これから出てくるかもしれないシミ、その下にある赤みの違いがわかります。

隠れたシミ

表面に出る前の、メラニン

見た目にはうすくても、UVの写真では広がっていることがあります。レーザーを当てる範囲や順番を考える材料になります。

肝斑

なさそうに見えて、あることが

肝斑は、視診では見つけにくいことがあります。UVの写真で頬の左右に広がる濃淡を確かめてから、治療を決めます。

しみの下の赤み

赤みのあるしみと、ないしみ

同じように見えるしみでも、赤み写真で下に赤みがあるものとないものに分かれます。レーザーの種類や順番を考える材料になります。

毛穴と皮脂

皮脂のたまり方が、位置ごとに

毛穴にたまった皮脂や、ニキビのもとになる菌がつくる物質の位置がわかります。ニキビの治療やスキンケアの相談に使います。

経過

同じ条件で撮るから、比べられる

毎回同じ光・同じ位置で撮影するので、以前の写真と並べて、肌の変化を確かめられます。2回目からは前回の写真を画面に重ねて、顔の位置と角度を合わせます。

数値とグラフ

変化を、数値でも

しみ・しわ・毛穴・明るさ・赤みを、写真をもとに数値とグラフにして、経過の変化を見ます。数値も、写真と同じく診察の材料のひとつです。

写真や数値は診察の材料のひとつです。写真の写り方は、日焼けや体調、メイクの落とし方によっても変わります。写真や数値だけで診断や治療を決めることはありません。

レーザーの前に

見えているシミは、氷山の一角。

シミのもとになるメラニンは、目に見えないうちから少しずつ肌の奥にたまっていき、ある量を超えたところで「シミ」として見えるようになります。気になるシミの周りには、まだ見えていないけれど、もう少しでハッキリ見えてくるシミが眠っていることが少なくありません。

皮膚の断面のイラスト。表面には輪郭のあるシミや小さな斑点が見え、その下の表皮の中では、見えているシミより広い範囲にメラニンがたまっている
表面に見えているシミ(上)と、表皮の中に広がるメラニン(断面)。イラストはイメージです。
白衣を着て正面を向いた院長 奥謙太郎

院長 奥謙太郎|皮膚科・機器治療

シミの治療で、いちばん大事なのは「診断」。

見えているシミだけを見て治療を決めると、その下に隠れているものを見落とすことがあります。当院では、レーザーを当てる前に肌画像で確かめ、そのうえで医師が治療を決めています。

2020年4月には、オンラインセミナー「シミ治療 私の極意〜レーザー治療と肌画像撮影器の活用〜」で、この「肌診断」の考え方を講演しました。

隠れ肝斑

見逃すと、治療で濃くなることが

とくに気をつけたいのが、見た目にはわかりにくい「隠れ肝斑」です。見逃したままレーザーを当てると、シミがかえって濃くなったり、治療のあとに周りから淡いシミが出てきたりすることがあります。UVの写真で淡く広がって見えるシミが、隠れ肝斑です。

医師の目を補う

肌質と、レーザーが合うかどうか

肌画像診断システムは、肉眼では見えないものを細かく見せて、医師の目を補います。どんな肌質か、レーザー治療が合うのか合わないのかを判断する材料になります。メイクの残りや、ニキビのもとになる菌がつくる物質(ポルフィリン)の量も見えるので、治療の「あと」に気をつけることもわかります。

診断があって、治療

レントゲンやCTと同じ考え方で

レントゲンやCT・MRIと同じように、シミの治療にも画像の情報が欠かせないと考えています。当院では治療の前に画像診断システムで撮影し、そのうえで医師が診察・治療を行います。肌質を見きわめてから治療することで、色素沈着のような望まない反応を抑えることにつながります。

当院のレーザー照射後の色素沈着の割合は約2.5%です(2020年6月の記事の時点。同じ記事では、Qスイッチレーザー照射後の色素沈着の割合を約45%と紹介しています)。低く抑えられているのは、治療前の診断で肌質を見きわめていることが一因と考えています。治療の結果には個人差があります。

グレイスジャーナルの記事(2020年6月)

この章は、当院のブログ GRACE JOURNAL に2020年6月19日に掲載した記事「シミ治療の前に画像診断をする理由」をもとに、現在の運用に合わせて書き直したものです。

撮影の流れ

洗顔のあと、何もつけない肌で。

初めての方も、通院中の方も、カウンセリングや治療の前に撮影します。

  1. パウダールームの鏡の前。撮影の前に、ここでメイクや日焼け止めを落とします
    01

    洗顔

    メイクや日焼け止めを落とし、何もつけない状態にします。髪は顔にかからないようにまとめます。

  2. 肌画像を撮影している様子
    02

    レビュー2で撮影

    撮影窓に顔を入れ、目を閉じます。通常の光・UV・赤みの写真を続けて撮ります。撮影は10分ほどです。

  3. 診察室で、タブレットに映した写真を一緒に見ている院長 奥謙太郎と患者さん
    03

    写真を一緒に見る

    診察で、写真を拡大しながら、気になるところと治療の計画を話し合います。

  4. 撮影窓に入れた顔の位置を、スタッフが前回と同じになるよう合わせている
    04

    次回も、同じ条件で

    2回目からは前回の写真を画面に重ねて顔の位置と角度を合わせ、同じ条件で撮影します。以前の写真や数値と並べて、経過を確かめます。

院長 奥謙太郎による診察

写真と、実際の肌の両方を見ます。

写真はあくまで材料のひとつです。触れたときの手ざわりや、日によって変わる赤みは、診察で直接確かめます。治療の結果には個人差があります。

撮影する治療

肌の変化を見る治療で。

シミ・肝斑・毛穴・ニキビなど、肌を見る治療では、治療の前と経過の日にレビュー2で撮影しています。

そのほかの治療でも、目的に合わせて撮影します。どの撮影を行うかは、治療の内容によって異なります。

レビュー2のよくある質問

FAQ
レビュー2(Re-Beau 2)とは何ですか?

株式会社ジェイメックが開発した肌画像診断システムで、当院では現行の機種 Re-Beau 2 を使っています。通常の光で撮った写真、UV(紫外線)を使った写真、赤みを映す写真を続けて撮影し、肉眼では見えにくいメラニンの広がりや毛穴の皮脂、しみの下の赤みを映し出します。写真をもとに数値とグラフで経過を見る解析機能も使っています。撮影と記録のための機器で、治療を行う機器ではありません。

なぜカウンセリングの前に撮影するのですか?

シミの状態は、見て触れるだけでは正しくつかみにくいからです。見た目には肝斑がなさそうでも、UVの写真で見つかることがあります。写真をもとに、どこに、どのくらいの治療が合うかを一緒に考えます。

メイクをしたままで撮影できますか?

いいえ。洗顔でメイクや日焼け止めを落とし、何もつけない状態で撮影します。日焼け止めやファンデーションが残っていると、UVの写真の写り方が変わります。

撮影にはどのくらい時間がかかりますか?

撮影にかかる時間は10分ほどです。カウンセリングや治療の前に撮影します。

UVの光は、体に負担がありますか?

撮影窓に顔を入れ、目を閉じて撮影します。撮影のあいだ、通常の光、UVの光、赤みを映すための光が順に当たります。機器が肌に触れることはなく、X線は使いません。光に敏感な体質や治療中の病気がある方は、撮影の前にお知らせください。

撮影した写真は、どう扱われますか?

診療記録として院内で管理します。症例写真としてホームページなどに掲載するのは、ご本人の同意をいただいた場合だけです。

撮影に費用はかかりますか?

撮影の費用は診察・診断料に含まれています。撮影だけの費用を別にいただくことはありません。

写真だけで、治療が決まりますか?

いいえ。写真は診察の材料のひとつです。ライフスタイルやスキンケアのお話、実際の肌の様子とあわせて、医師が治療を提案します。治療の結果には個人差があります。

このページの情報源

まず、今の肌を記録するところから。

診察では、写真と実際の肌の両方を見ながら、治療の選択肢・費用・通院の見通しをご説明します。

完全予約制

横浜・あざみ野|あざみ野駅から徒歩8分

火・水・金・土 9:00〜17:00|完全予約制

アクセス・駐車場のご案内
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