ヒルズグレイスクリニック|横浜あざみ野 美容皮膚科

ニュービア(Neauvia)|PEG架橋ヒアルロン酸 架橋剤が違うと、何が変わるのか。

ニュービア(Neauvia)とは、PEGという架橋剤でつないだヒアルロン酸ゲルを中心とする、注入用ヒアルロン酸製剤のシリーズです。

ニュービアの要点

成分
PEGで架橋したヒアルロン酸
体制
注入指導医の副院長 奥美香子が診察から注入まで担当
ニュービア Intense の赤い箱(1×1 mL)
ニュービア Intense(製造元:MATEX LAB S.p.A.、イタリア)

まず、知りたいことから|ニュービアで、よく聞かれる6つのこと。

短く答え、詳しい説明へつなぎます。

ニュービアとジュビダームビスタ®の違いは?

ニュービアとジュビダームビスタ®は、ヒアルロン酸の鎖をつなぐ架橋剤が違います。ジュビダームビスタ®はBDDEという小さな分子で、ニュービアのIntense・StimulateはPEGという長く水になじむ分子でつないでいます。ゲルの性質(かたさ・水を含む力・分解のされ方)は、架橋剤の種類と量、ヒアルロン酸の濃度などで決まります。

架橋剤の違いを読む

ニュービアとジュビダームビスタ®、どちらがよい?

ニュービアとジュビダームビスタ®のどちらがよいかを、ヒトで直接比べて確かめた査読論文は、2026年10月時点で見つかっていません。当院は製品名ではなく、部位・層・目的で製剤を選びます。

ジュビダームビスタ®との使い分けを読む

ニュービアの副作用・リスクは?

ニュービアを含むヒアルロン酸注入では、注入後に赤み・腫れ・内出血が出ることがあり、内出血は1〜2週間ほどで目立たなくなることが多いです。しこりや、まれな血管閉塞のリスクは、架橋剤の種類にかかわらずヒアルロン酸注入に共通します。

ダウンタイムとリスクへ

ニュービアの持続は?

ニュービアの持続は、製剤・部位・量・体質で異なります。製品仕様では、Intense・Stimulateの分解時間の目安は平均6か月です。当院としての目安は、診察でお伝えします。

製剤ごとの仕様を見る

ニュービアを使う部位は?

ニュービアは、製剤ごとに注入する層が製品仕様で示されています。Intenseは皮下〜骨膜上(頬・あごなどの支え)、Stimulateは真皮下〜骨膜上です。どの部位に何を使うかは、診察で顔全体を見て決めます。

製品の一覧を見る

ニュービアの料金は?

ニュービアは、製剤にかかわらず1本88,000円(税込)です。診察・診断料と、麻酔代・針代・カニューレ代が別にかかります。使う量は診察で決め、総額を治療前にお伝えします。

料金へ

効果の現れ方・持続・副作用の出方には個人差があります。

このページは、製造元の公開資料、規制当局の公開データベース、査読論文をもとに、ヒルズグレイスクリニックが作成しています。

参考文献と情報源を見る

ニュービアの種類|IntenseとStimulateの違い。

当院で採用しているニュービアの製剤は、Intense と Stimulate です。

皮膚・皮下脂肪・筋肉・骨の層を重ねて描いた顔のイラスト
皮膚・皮下脂肪・筋肉・骨(概念図)

製剤ごとに、注入する深さが違います。

顔は、皮膚・皮下脂肪・筋肉・骨が層になっています。下の「注入する層」は、この重なりのどこに注入する製剤かを示しています。どの層に何を注入するかは、診察で顔全体を見て決めます。

線維芽細胞は、真皮の深さごとに性質が違います。浅い層・深い層・脂肪との境目で異なる集団があり、加齢で変わり方も違うことが分かってきました。注入する層を選ぶ根拠になります。

線維芽細胞の研究は、スキンバイブのページで紹介しています

ニュービア Intense(インテンス)

ヒアルロン酸濃度
28 mg/mL
架橋・添加物
PEG架橋。グリシン、L-プロリン
注入する層
皮下および/または骨膜上
持続の目安
分解の目安 平均6か月
当院での取り扱い
取り扱いあり

ニュービア Stimulate(スティミュレート)

ヒアルロン酸濃度
26 mg/mL
架橋・添加物
PEG架橋+カルシウムハイドロキシアパタイト(CaHA)。グリシン、L-プロリン
注入する層
真皮下および/または骨膜上
持続の目安
分解の目安 平均6か月
当院での取り扱い
取り扱いあり

1本の容量は、Intense・Stimulate とも1 mLです。製造元の製品ページには、麻酔成分(リドカイン)の記載がありません。当院で使う製剤に含まれるかどうかは確認中です。持続には個人差があり、当院としての目安は診察でお伝えします。唇・鼻・目のまわりなど、血管の多い部位への使用は診察でご相談ください。

ニュービアとジュビダームビスタ®の使い分け

当院の注入治療の中心はジュビダームビスタ®シリーズで、原則としてこのシリーズをご案内します。ニュービアは、製剤の性質がその方の部位・層・目的に合うと副院長が判断した場合の選択肢です。どちらを使う場合も、注入する場所と量の考え方は同じです。

ヒアルロン酸注入のページ(部位別ガイド・製剤の違い・症例)

ニュービアの料金|料金のご案内

自由診療・税込表示です。ニュービアは、製剤にかかわらず1本88,000円です。

診察・診断料

施術費用とは別に発生します。初めてのご来院 11,000円/前回のご来院から24か月以内 1,100円/25か月以上 11,000円(税込)。同日の診察は医師1名でも2名でも同額です。

麻酔代(税込)

ご希望や治療内容に応じて行う場合の料金で、施術費用とは別にかかります。全治療で共通です(料金に「麻酔代込み」とある施術を除く)。塗る麻酔の1部位は、20cm×20cmです。

  • 塗る麻酔(1部位)30分まで5,500円
  • 塗る麻酔(1部位)45分まで8,250円
  • 塗る麻酔(1部位)60分まで11,000円
  • ブロック麻酔(1部位)5,500円
  • エレクトロポレーションによる麻酔(1部位)11,000円
  • エレクトロポレーションによる麻酔(全顔)27,500円
ニュービア(1本あたり)
88,000円(税込)。1本の容量は1 mLです。Intense・Stimulate のどちらも同じ料金です。2本目以降も同じ料金です。
麻酔代・針代・カニューレ代
製剤の料金には含まれず、別にかかります。麻酔代は上の表のとおりです。針代・カニューレ代は、診察時にご案内します。
ジュビダームビスタ®(参考)
1ccあたり44,000〜88,000円(税込)。製剤ごとの料金はヒアルロン酸注入のページをご覧ください。

ご予算や、予定のある日もお聞かせください。上限が決まっていれば、その範囲で何を優先するかを一緒に決められます。

費用も含めて相談を予約する

ニュービアの診療の流れ|診察から、その後のケアまで。

ニュービアの注入は、洗顔・撮影、診察と治療計画、麻酔、注入、帰宅後のケアの順に進みます。流れはジュビダームビスタ®の注入と同じです。まず見立てを共有し、治療を受けるかどうかはご説明のあとに決めていただきます。

  1. 洗顔・撮影01

    洗顔・撮影

    洗顔後、正面と左右45度を撮影し、表情の動きも確認します。

  2. 診察・治療計画02

    診察・治療計画

    骨格・皮下組織・筋肉・皮膚・左右差を確認し、注入する場所、製剤(ジュビダームビスタ®かニュービアか)、量、総額、リスクをご説明します。

  3. 麻酔・痛みへの配慮03

    麻酔・痛みへの配慮

    表面麻酔は約15分が目安。冷却・振動も併用します。

  4. 注入04

    注入

    部位に応じて細い針と先の丸いカニューレを使い分け、途中で鏡をお見せしながら左右を確かめます。

  5. 帰宅後・次回の確認05

    帰宅後・次回の確認

    24時間は飲酒や激しい運動を控え、1週間ほどは注入部位への強い圧迫を避けます。状態に合わせて次回の診察をご案内します。

ニュービアのダウンタイム・リスク|注入後の経過と、主なリスク。

ニュービアの注入後に起こりうることを、ヒアルロン酸注入に共通するものと、ニュービアで特にお伝えしたいことに分けてまとめました。

ヒアルロン酸注入に共通するリスク

  • 赤み、腫れ、痛み、内出血、感染、アレルギー反応、しこり・凹凸、左右差など。内出血は1〜2週間ほどで目立たなくなることが多いです。
  • まれに血管の閉塞による皮膚の壊死、視力障害・失明などの重い合併症が報告されています。これは架橋剤の種類にかかわらず起こりうるもので、解剖に基づいて層を選び、必要に応じてカニューレを用います。
  • 注入後の強い痛み、皮膚の色が白っぽくなる・紫色になる、見え方の異常は、経過を待たずにクリニックへ連絡してください。

ニュービアで特に知っておいていただくこと

  • 製剤の成分、PEG、グリシン・L-プロリンへの過敏症の既往、妊娠中・授乳中、注射部位の感染・炎症、ケロイド体質、抗凝固薬の服用、他院の製剤が残っている場合は、診察でお知らせください。

治療効果、持続期間、副作用の出方には個人差があります。治療を受けられるかどうかは、診察で既往歴や服用中のお薬を伺ったうえで判断します。

未承認医薬品等に関する表示|ニュービアの承認状況と入手経路

ニュービアは、国内未承認の製剤です。医療広告ガイドラインにもとづき、次の事項を表示します。

製品名・製造元
ニュービア(Neauvia)/製造元:MATEX LAB S.p.A.(イタリア・ブリンディシ)。同じグループの Matex Lab SA はスイス・ジュネーブ
承認状況
ニュービアは、日本では医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認の製剤です(2026年10月5日時点で、PMDAの医療機器情報にある「ヒアルロン酸使用軟組織注入材」の承認品目に、ニュービアはありません)。
入手経路
輸入代理店(ワイズ・インターナショナル株式会社)から購入しています。
国内の承認医薬品等の有無
PEGで架橋したヒアルロン酸製剤で国内承認を受けたものはありません。BDDEで架橋した国内承認のヒアルロン酸製剤として、当院でも使用するジュビダームビスタ®シリーズ(ボリューマXC 22800BZX00338000、ウルトラプラスXC 22700BZX00138000 ほか)があります。
諸外国における安全性等
ニュービアは、EUでは医療機器規則(MDR 2017/745)のもとでクラスIIIの医療機器として規制されており、MDRにもとづくCEマークの取得が2023年に発表されています。 オーストラリアでは、TGA(薬事当局)の登録簿ARTGに登録されています(Intense 458871・459498、Stimulate 459500。スポンサー Asia Actual Australia)。 米国では、FDAによるニュービアのヒアルロン酸製剤の承認・クリアランスは確認できません(Neauvia North America社の510(k)は、プラズマ装置やレーザーなど、フィラーではない機器のものです)。 公表されている前向き観察研究(Zerbinati ら 2025。鼻唇溝・60名・6か月)では、注入後に軽い痛み・腫れ・内出血・違和感が一過性にみられ、3か月・6か月の時点では有害事象の報告はなく、重い有害事象も報告されていません。対照群のない単施設の研究で、6か月より後に現れる反応は評価されていません。
ヒアルロニダーゼ(分解酵素)
ヒアルロン酸を分解する薬剤です。当院では、ヒト由来のヒアルロニダーゼを使います。国内には、ヒアルロン酸注入材を溶かす目的で承認された製剤はなく、美容目的で用いられる製剤は国内未承認の医薬品にあたります。製剤名・入手経路・諸外国での承認状況・副作用救済制度の適用は、確認のうえ掲載します。当院での対応は診察でご説明します。
副作用が起きた場合
ニュービアは国内未承認の製剤のため、重篤な副作用が起きた場合でも、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
診療区分
自由診療(健康保険適用外)

製造元:EU MDR認証の発表(2023年) / 製造元:Intense 製品ページ(クラスIIIの記載) / オーストラリアTGA ARTG 459498 / 製造元:PEG-HA技術ページ

確認日:PMDAの品目一覧・製造元の製品ページ 2026年10月5日/オーストラリアTGA 2026年9月22日/米国FDA 2026年10月5日。

ニュービアのよくある質問

FAQ
ニュービアとは、どんな製剤ですか?

ニュービア(Neauvia)とは、PEGという架橋剤でつないだヒアルロン酸ゲルを中心とする、注入用ヒアルロン酸製剤のシリーズです。当院で採用しているIntenseとStimulateは、PEGで架橋したヒアルロン酸のゲルです。製造元はMATEX LAB S.p.A.(イタリア・ブリンディシ)で、同じグループのMatex Lab SAはスイス・ジュネーブにあります。

ニュービアとジュビダームビスタ®は、何が違うのですか?

ニュービアとジュビダームビスタ®は、どちらもヒアルロン酸の製剤で、鎖どうしをつなぐ架橋剤が違います。ジュビダームビスタ®はBDDE、ニュービアのIntense・StimulateはPEG(ポリエチレングリコール)を使っています。ゲルのかたさや水を含む力は、架橋剤の種類と量、ヒアルロン酸の濃度などで決まります。ヒトで2つを直接比べた査読論文は、2026年10月時点で見つかっていません。

PEG架橋とは、何ですか?

PEG架橋とは、ヒアルロン酸の鎖を、PEGDE(ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル)という架橋剤でつないでゲルにする方法です。PEGDEは、ジュビダームビスタ®などに使われるBDDEと同じ反応部分(エポキシ基)をもち、そのあいだに長く水になじむPEGの鎖があります。ニュービアでは、IntenseとStimulateがPEG架橋です。

ニュービアとジュビダームビスタ®は、どちらがよいのですか?

ニュービアとジュビダームビスタ®のどちらがよいかを、ヒトで直接比べて確かめた査読論文は、2026年10月時点で見つかっていません。細胞や動物で2つの架橋剤を比べた研究はありますが、ヒトでの優劣を示すものではありません。当院は製品名ではなく、部位・層・目的で製剤を選びます。

ニュービアのIntenseとStimulateは、何が違いますか?

ニュービアのIntense(インテンス)とStimulate(スティミュレート)は、ヒアルロン酸の濃度、加えられている成分、注入する層が違います。製品仕様では、Intenseは28 mg/mLのPEG架橋ヒアルロン酸(皮下〜骨膜上)、Stimulateは26 mg/mLのPEG架橋ヒアルロン酸にカルシウムハイドロキシアパタイト(CaHA)を加えたもの(真皮下〜骨膜上)です。どちらもグリシンとL-プロリン(アミノ酸)を含みます。当院で採用しているのは、Intense と Stimulate です。仕様の違いは性質の違いで、優劣を示すものではありません。

ニュービアは、顔のどの部位に使いますか?

ニュービアを使う部位は、製品仕様では顔で、製剤ごとに注入する層が示されています。Intenseは皮下〜骨膜上、Stimulateは真皮下〜骨膜上です。唇・鼻・目のまわりなど血管の多い部位は、製剤にかかわらず慎重に判断します。どこに何を使うかは、診察で顔全体を見て決めます。

ニュービアは、どのくらい持ちますか?

ニュービアの持続は、製剤・部位・量・体質で異なります。製品仕様では、Intense・Stimulateの分解時間の目安は平均6か月です。公表されている前向きの臨床研究の追跡期間は、約6か月までです。「12〜18か月」という案内を見かけることもありますが、当院ではその根拠となる資料を確認できていません。当院としての目安は、ご自身の経過を見ながら診察でお伝えします。

ニュービアの副作用・リスクは?

ニュービアを含むヒアルロン酸注入では、注入後に赤み・腫れ・痛み・内出血が出ることがあり、内出血は1〜2週間ほどで目立たなくなることが多いです。感染、アレルギー反応、しこり・凹凸、左右差が起こることもあります。まれに、血管の閉塞による皮膚の壊死、視力障害・失明などの重い合併症が報告されており、これは架橋剤の種類にかかわらず共通するリスクです。注入後に強い痛み、皮膚の色の変化、見え方の異常があるときは、経過を待たずにクリニックへご連絡ください。

ニュービアはアレルギーが起きにくいと聞きましたが、本当ですか?

ニュービアについて、そう断定できる研究はありません。ヒアルロン酸製剤による過敏症はもともとまれで、ヒトで架橋剤の種類による違いを直接比べた研究は見つかっていません。細胞や動物で2つの架橋剤を比べた研究はありますが、アレルギーの起きやすさを調べたものではなく、ヒトでの結果を示すものでもありません。PEGについては、医薬品の分野でPEGに対する抗体を持つ人がいることも報告されており、フィラーでの意味づけは分かっていません。当院では「起きにくい」ではなく「分かっていない」とお伝えします。

ニュービアは、気に入らなかったら溶かせますか?

ニュービアのヒアルロン酸のゲルは、分解酵素(ヒアルロニダーゼ)で分解されます。Intenseが分解酵素で分解されることは、試験管内の研究で確かめられています。Stimulateにはカルシウムハイドロキシアパタイト(CaHA)も含まれ、ヒアルロニダーゼが分解するのはヒアルロン酸です。BDDE架橋の製剤と溶け方に差があるかを、ヒトで比べた研究は見つかっていません。溶解にもリスクがあり、希望どおりの形になるとは限りません。適応や当院での対応は、診察でご説明します。

ニュービアの注入は痛いですか?

ニュービアの注入では、痛みへの配慮として、表面麻酔(約15分)と冷却・振動を併用します。痛みの感じ方には個人差があります。

ニュービアのダウンタイムは、どのくらいですか?

ニュービアのダウンタイムは、内出血が出た場合で1〜2週間ほどが目安で、赤みや腫れが出ることもあります。24時間は飲酒や激しい運動を控え、1週間ほどは注入部位への強い圧迫を避けます。大切なご予定がある場合は、2〜3週間前までの治療をお勧めします。

ニュービアとジュビダームビスタ®は、同じ日に両方使えますか?

ニュービアとジュビダームビスタ®は、製剤の性質に応じて、同じ日に部位ごとに使い分けることができます。ただし、同じ場所に異なる製剤を重ねることは避け、他院で入れた製剤が残っている場合は、種類・時期を伺ったうえで判断します。

ヒアルロン酸注入と、高周波・超音波の機器治療は、同じ時期に受けられますか?

受けられますが、順番と間隔を診察で決めます。別の架橋ヒアルロン酸製剤(BDDE架橋)を皮膚に注入したあとに機器を当てた2つの研究では、注入と同じ日に当てた部位で、8週後に残っているヒアルロン酸が減っていた方がいました(高周波で14名中5名、超音波で13名中7名)。間隔をあけると少なくなる傾向があり、著者は、機器治療を先に行うか、高周波は注入から14日以上、同じ深さに当てる超音波は1か月以上あけることを勧めています。どちらも腹部の皮膚で調べた小規模な研究です。PEG架橋のニュービアを同じ方法で調べたヒトの研究は、2026年10月時点で見つかっていません。

ヒアルロン酸が「線維芽細胞に働きかける」とは、どういうことですか?

架橋ヒアルロン酸を注入したヒトの皮膚で、線維芽細胞が引き伸ばされた形になり、新しいコラーゲンをつくる働きが高まっていたことが報告されています。ゲルが真皮に張りを与えることが細胞への合図になると考えられています。この研究はBDDE架橋製剤で行われたもので、PEG架橋製剤で同じ現象を確かめたヒトの研究はまだありません。

ニュービアには、どんな研究がありますか?

ニュービア(PEG架橋ヒアルロン酸)については、細胞や組織を使った基礎研究のほか、60名を6か月追った前向き観察研究(2025年)、24週の市販後観察研究(2023年)、3年間の診療をまとめた後ろ向き研究(2021年)、イタリアの専門家コンセンサス(2026年)などが公表されています。2つの前向き研究は、どちらも単施設の観察研究で、追跡は約6か月までです。ヒトでBDDE架橋の製剤と直接比べた査読論文は、2026年10月時点で見つかっていません。論文は、ページ下の「参考文献と情報源」に、研究の種類を添えて載せています。

ニュービアの料金はいくらですか?

ニュービアは1本88,000円(税込)で、Intense・Stimulate のどちらも同じ料金です。2本目以降も同じ料金です。診察・診断料(初診11,000円、24か月以内の再来1,100円、税込)と、麻酔代・針代・カニューレ代が別にかかります。使う量は診察で決め、総額を治療前にお伝えします。

情報確認日:2026年10月5日。ページ更新日:2026年10月5日。

このページの参考文献と情報源(論文14本)
  1. De Boulle K, Glogau R, Kono T, et al. A review of the metabolism of 1,4-butanediol diglycidyl ether-crosslinked hyaluronic acid dermal fillers. Dermatol Surg. 2013;39(12):1758–1766. doi:10.1111/dsu.12301 [総説(BDDE架橋)]
  2. Kozma GT, Shimizu T, Ishida T, Szebeni J. Anti-PEG antibodies: properties, formation, testing and role in adverse immune reactions to PEGylated nano-biopharmaceuticals. Adv Drug Deliv Rev. 2020;154–155:163–175. doi:10.1016/j.addr.2020.07.024 [総説(PEG一般。フィラーの研究ではない)]
  3. Zerbinati N, Carugno A, Guida S, et al. Assessment of safety and tissue integration of PEGDE-based hyaluronic acid filler for severe nasolabial folds: a prospective observational study with biophysical and ultrasound evaluation. Cosmetics. 2025;12(6):275. doi:10.3390/cosmetics12060275 [前向き観察研究(60名・6か月)]
  4. Zerbinati N, D'Este E, De Silvestri A, et al. Efficacy of pegylated hyaluronic acid filler enriched with calcium hydroxyapatite: a 24-week post-market, observational, prospective, open-label, single-center study. J Funct Biomater. 2023;14(7):345. doi:10.3390/jfb14070345 [市販後観察研究(単施設・24週)]
  5. Rauso R, Nicoletti GF, Bove P, et al. Clinical experience with PEGylated hyaluronic acid fillers: a 3-year retrospective study. Open Access Maced J Med Sci. 2021;9(B):1168–1173. doi:10.3889/oamjms.2021.6457 [後ろ向き研究]
  6. Dell'Avanzato R, Basso M, Di Lella E, et al. Italian expert consensus on poly(ethylene glycol) diglycidyl ether-crosslinked hyaluronic acid hydrogels for facial aesthetics: product selection, injection techniques, and safety. Cosmetics. 2026;13(2):66. doi:10.3390/cosmetics13020066 [専門家コンセンサス]
  7. Cavallini M, de Castro Isalguez R, Marchetti F, et al. Physiological bio-regeneration in aesthetic medicine: a conceptual framework and narrative review of PEGDE-HA and CaHA-based formulations. Cosmetics. 2026;13(2):67. doi:10.3390/cosmetics13020067 [叙述的総説]
  8. Kim DH, Jeong CH, Han JH, et al. Comparative toxicity study of hyaluronic acid fillers crosslinked with 1,4-butanediol diglycidyl ether or poly (ethylene glycol) diglycidyl ether. Int J Biol Macromol. 2025;296:139620. doi:10.1016/j.ijbiomac.2025.139620 [細胞と動物での比較研究(BDDE架橋とPEGDE架橋のフィラー)。調べたフィラーがニュービアかどうかは要旨に記載なし。ヒトでの研究ではない]
  9. Zerbinati N, Lotti T, Monticelli D, et al. In vitro evaluation of the sensitivity of a hyaluronic acid PEG cross-linked to bovine testes hyaluronidase. Open Access Maced J Med Sci. 2018;6(1):20–24. doi:10.3889/oamjms.2018.046 [試験管内の研究(Neauvia Intense をウシ由来のヒアルロニダーゼで処理)]
  10. Wang F, Garza LA, Kang S, et al. In vivo stimulation of de novo collagen production caused by cross-linked hyaluronic acid dermal filler injections in photodamaged human skin. Arch Dermatol. 2007;143(2):155–163. doi:10.1001/archderm.143.2.155 [ヒト(11名)の皮膚生検研究。BDDE架橋製剤]
  11. Quan T, Wang F, Shao Y, et al. Enhancing structural support of the dermal microenvironment activates fibroblasts, endothelial cells, and keratinocytes in aged human skin in vivo. J Invest Dermatol. 2013;133(3):658–667. doi:10.1038/jid.2012.364 [ヒト皮膚の生検研究。BDDE架橋製剤]
  12. Vachiramon V, Rutnin S, Patcharapojanart C, Chittasirinuvat N. The effect of combined of hyaluronic acid dermal filler and microfocused ultrasound treatment: a clinicopathological study. J Cosmet Dermatol. 2023;22(3):792-797. doi:10.1111/jocd.15498 [前向きの小規模研究(14名・腹部の皮膚)。BDDE架橋のヒアルロン酸製剤での研究で、ニュービアを調べたものではない]
  13. Jurairattanaporn N, Amornpetkul W, Rutnin S, Vachiramon V. The effect of combined hyaluronic acid filler injection and radiofrequency treatment: a clinic histological analysis. J Cosmet Dermatol. 2023;22(3):798-803. doi:10.1111/jocd.15509 [前向きの小規模研究(14名・腹部の皮膚)。BDDE架橋のヒアルロン酸製剤での研究で、ニュービアを調べたものではない]
  14. Oku M, Oku K. The efficacy and safety of combining cross-linked hyaluronic acid filler VYC-12L and energy-based devices for facial skin quality improvement in Asians. J Cosmet Dermatol. 2025;24(10):e70485. doi:10.1111/jocd.70485 [当院の臨床研究(18名。ジュビダームビスタ®の別製剤 VYC-12L と機器治療の併用で、ニュービアの研究ではありません)]

製造元:Neauvia(Matex Lab SA)会社概要
製造元:PEG-HA製剤の技術ページ
製造元:Intense 製品ページ
製造元:Stimulate 製品ページ
製造元:EU MDR認証の発表
オーストラリアTGA:ARTG 459498(Neauvia Intense)
米国FDA:Neauvia North America社の510(k)(プラズマ装置。フィラーではない)
グレイスジャーナル:学会・講演・指導の記録(2016〜2024)

どの製剤かより、どこに注入するか。

ニュービアが合うかどうかは、部位・層・目的で決まります。診察で、製剤の選択・注入する場所・量・総額・リスク・承認状況をご説明します。その日に決める必要はありません。

完全予約制

WEB予約 LINE 電話