ヒルズグレイスクリニック|横浜あざみ野 美容皮膚科

スキンバイブ by ジュビダームビスタ®(旧ボライトXC)|肌育注射治療に応える肌を、
土台から整える。

スキンバイブとは、架橋ヒアルロン酸を注入し、乾燥や小じわ、ハリなど肌の質感に向き合う肌育注射です。

スキンバイブの要点

対象
乾燥・小じわ・ハリなど、肌そのものの質感
成分
架橋ヒアルロン酸 12mg/mL(リドカイン配合)
体制
副院長 奥美香子が診察から注入まで担当

製剤を決めずに、診察だけのご来院もできます

スキンバイブ by ジュビダームビスタの箱とシリンジ
スキンバイブ by ジュビダームビスタ®(アラガン・エステティックス)症例を見る ↓

まず知りたいことスキンバイブを、30秒で。

くわしい説明は、このあとに順番に載せています。気になるところから読んでいただけます。

何をする治療?

乾燥や小じわ、ハリなど、肌そのものの質感を整えるための注射です。架橋ヒアルロン酸を注入する肌育注射で、顔立ちを変える治療ではありません。1回の治療後に肌の反応を確認し、追加や次回の時期を相談します。

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痛み・ダウンタイムは?

製剤にリドカインを含みますが、注入時にはチクッとした痛みがあります。注入直後の腫れや赤みは数時間から数日で落ち着き、内出血が出た場合も多くは1〜2週間ほどで落ち着きます。

経過とリスクを見る →

費用は?

1.0ccで66,000円、両頬2.0ccで132,000円(税込)。ソフウェーブと組み合わせるCrossTalk®は、全顔1回500,000円です。診察・診断料は別にかかります。

料金を見る →

誰が注入する?

アラガン・エステティックスのファカルティー(注入指導医)を務める副院長 奥美香子が、診察で肌の状態を確かめ、注入する部位と量を決めて、自ら注入します。

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こんな方に表面のケアだけでは、戻ってしまう方へ。

スキンバイブは、顔立ちを変える治療ではありません。肌そのものの質感に向き合う治療です。次のようなお悩みで、ご相談いただくことが多い製剤です。

  • 保湿しても、夕方には乾燥する
  • 乾燥による細かい小じわが気になる
  • ファンデーションがなじまず、化粧くずれしやすい
  • ハリやなめらかさが、以前と違う
  • 機器治療を受けても、手応えが少なかった

別の治療を先に考える場合

  • くぼみやたるみが主な原因のとき:ヒアルロン酸注入や、ソフウェーブなどの機器治療を優先することがあります。
  • まぶた・唇のお悩み:スキンバイブの対象部位(成人の顔面・頸部)に含まれないため、別の方法をご案内します。
  • シミや赤みが主なお悩みのとき:ピコ秒レーザーやダーマVなど、色素や血管に向けた治療から相談します。

診察では、肌の厚みや小じわの出方、表情の動きを確かめたうえで、スキンバイブが合うか、別の治療がよいかをお伝えします。

スキンバイブのしくみスキンバイブは、肌の中でどう働くのか。

注入した架橋ヒアルロン酸が真皮の中で形を保ち、線維芽細胞に働きかけると考えられています。5つの段階で見ていきます。

線維芽細胞の3つの状態のイラスト。張りのあるコラーゲン線維に引っ張られて長く伸びた細胞、線維がゆるんで縮んだ細胞、線維が切れて散らばり、まわりに炎症を起こす物質を出している丸くふくらんだ細胞
活発に働く状態張りのある線維に引っ張られ、コラーゲンをつくる
働きが落ちた状態足場がゆるんで縮む。まだ戻る余地がある
老化した状態炎症を起こす物質を出し続ける
線維芽細胞は、年齢とともに「働き方」が変わります。スキンバイブが働きかけるのは、中央の「働きが落ちた状態」です。状態の分け方は、研究報告にもとづく副院長の講演での見解を含みます。
  1. 真皮のコラーゲン線維が短く切れて散らばり、線維芽細胞が小さく縮んでいる様子のイラスト

    出発点

    足場を失い、働きが落ちた真皮

    真皮の線維芽細胞は、まわりのコラーゲン線維に引っ張られているときに活発に働きます。紫外線や加齢でコラーゲンが切れて足場がゆるむと、細胞は縮み、コラーゲンをつくる働きが落ちていきます。

  2. 真皮の中の半透明のヒアルロン酸の粒が、まわりの組織を押し広げている様子のイラスト

    注入した直後

    形を保つヒアルロン酸が、内側から押し広げる

    注入した架橋ヒアルロン酸は、ヒアルロン酸どうしが結びついているため、真皮の中で形を保ち、まわりの組織を内側からやさしく押し広げます。

  3. ヒアルロン酸の粒に沿って線維芽細胞が長く引き伸ばされ、線維につかまっている様子のイラスト

    細胞への合図

    線維芽細胞が引き伸ばされ、「つくり直し」の合図になる

    押し広げられた真皮の中で、線維芽細胞はまわりの線維につかまったまま引き伸ばされます。この物理的な変化が細胞の中に伝わり、コラーゲンなどをつくる働きが動き出すと考えられています(メカノトランスダクション)。

  4. 表皮の細胞のあいだを、小さな水の粒が行き渡っていく様子のイラスト

    水の通り道

    表皮で、水を運ぶ通り道が増える

    肌が水分を抱える力の鍵とされるのが、表皮で水とグリセロールを運ぶたんぱく質、アクアポリン3(AQP3)です。スキンバイブを注入した人の皮膚で、AQP3の増加が報告されています。

  5. 線維芽細胞のまわりに、新しいコラーゲン線維が密に整って並んでいる真皮のイラスト

    数週間後

    新しいコラーゲン線維がつくられる

    働きを取り戻した線維芽細胞のまわりで、新しいコラーゲン線維がつくられていきます。架橋ヒアルロン酸を注入した人の皮膚で、線維芽細胞が引き伸ばされ、新しいコラーゲンをつくる働きが高まっていたことが報告されています。

イラストは、しくみを示すためのもので、大きさや形は実際と異なります。③と⑤は、スキンバイブとは別の架橋ヒアルロン酸を注入した人の皮膚の研究、④はスキンバイブを注入した人の前腕の皮膚の研究にもとづきます。変化の感じ方には個人差があります。

機器治療との組み合わせ肌の土台を整えて、機器の力を活かす。

レーザーや超音波などの機器治療は、同じ機器・同じ設定でも、肌の状態によって反応が変わります。当院では、スキンバイブによる肌の土台づくりと機器治療を組み合わせる考え方を「CrossTalk®(クロストーク)」と呼び、院長 奥謙太郎(機器治療)と副院長 奥美香子(注入治療)が一緒に計画します。

肌を建設現場にたとえた3つの場面のイラスト。足場が崩れて作業員が少ない現場、注射でジェルを満たして足場が立て直され作業員が働き始める現場、機器の光が当たり多くの作業員が効率よく働く現場
年齢を重ねた肌足場が崩れ、働く細胞が少ない
スキンバイブ足場が立て直され、細胞が働き始める
+機器治療多くの細胞が、効率よく働く
当院の考え方をイラストにしたものです。作業員は、コラーゲンなどをつくる線維芽細胞をたとえています。
  1. 施術ベッドの患者さんの顔にソフウェーブのハンドピースを当てる院長 奥謙太郎

    ソフウェーブ

    当院のCrossTalk®メニューです。はじめに、院長 奥謙太郎がソフウェーブ(超音波)を照射します。

  2. 患者さんの頬にスキンバイブを注入する副院長 奥美香子

    同じ日にスキンバイブ

    照射の直後に、副院長 奥美香子が自らスキンバイブを注入します。

  3. ピコシュアプロの機器本体

    約1〜2か月|反応を確かめ、必要に応じた治療へ

    肌の質感、赤み、乾燥の変化を確かめ、次に必要な治療があるかを相談します。シミにはピコ秒レーザーなど、お悩みに合わせた治療に進みます。肌の状態によっては、スキンバイブを先に行い、あとから機器治療を行うこともあります。

Fibroblast Status

肌の司令塔、線維芽細胞の3つのモード

MODE 01再生モード
伸展してコラーゲンを活発に作る再生モードの線維芽細胞のイメージ図◯ コラーゲンを活発に作る
MODE 02低活動モード
縮こまって働きが落ちた低活動モードの線維芽細胞のイメージ図△ 反応性が低下する
MODE 03老化モード
分裂が止まり炎症を促す老化モードの線維芽細胞のイメージ図✗ 炎症と分解を促す
CrossTALK®が低活動モードの線維芽細胞を再生モードへ戻すことを示す流れ図再生モード低活動モード老化モードダメージの蓄積CrossTALK®で戻す

論文で報告

この考え方を、国際誌に報告しました。

副院長 奥美香子と院長 奥謙太郎は、架橋ヒアルロン酸(VYC-12L)を注入した約1か月後に機器治療を行う治療を、前向き・評価者盲検の研究として評価し、2025年に Journal of Cosmetic Dermatology に発表しました。18名の女性で、患者さんご自身による肌の満足度(FACE-Q)はすべての評価時点で統計的に有意に上昇し、重い有害事象は報告されていません。

論文を読む(英語) ↗

機器治療との併用について、有効性・安全性や、あけるべき期間は十分に検証されていません。当院では診察のうえで、肌の状態に応じて組み合わせと順番、間隔を判断しています。

症例症例写真

症例写真は一例です。同じ結果を保証するものではありません。効果や経過には個人差があります。

症例01〜05は、ソフウェーブ(同期並行型超音波)を照射した同じ日にスキンバイブを注入したクロストーク®(CT)、症例06はスキンバイブの約4週間後にピコ秒レーザーを行った症例です。

写真は、ご本人の同意を得て掲載しています。

スキンバイブの講演スライドの前で説明する副院長 奥美香子
発売記念イベントの基調講演「肌質改善治療の新選択」(2026年2月)

担当医|副院長 奥美香子(形成外科医・注入指導医)

この治療を、全国の医師に伝えてきた医師が担当します。

ご相談はどうしても「何を入れるか」「どの機械を当てるか」から始まりがちです。けれど私は、その手前を診たいと思っています。いまその肌が、治療に応えられる状態にあるのかどうか。遠回りのようでいて、ここがいちばん確かな道だと感じています。

  • 2026.2スキンバイブ発売記念イベントで基調講演
  • 約1,000名2026年7月、全国の医療者に向けたスキンバイブのセミナーで講演
  • 論文スキンバイブ(VYC-12L)と機器治療の研究を、筆頭著者として国際誌に発表(2025年)
  • 2016〜アラガン・エステティックス ファカルティー(注入指導医)

当院のスキンバイブは、副院長が肌の厚み、小じわの出方、表情の動きを確かめたうえで、注入する部位と量、深さを決め、自ら注入します。

スキンバイブ(旧ボライトXC)に関する講演・執筆の歩み
  1. 2022

    アラガン ICC Summit 2022 Autumn で、ボライトXCのカウンセリングと肌質治療について講演

  2. 2023

    アラガン カウンセリングウェビナーで講演。専門誌 Bella Pelle にボライトXCの可能性について寄稿

  3. 2024

    日本美容皮膚科学会総会で、ボライトXCと機器治療の併用による患者満足度の変化を発表。アラガン ウェブセミナーで講演

  4. 2025

    AMI Japan Symposium ほか、アラガン主催の医師向けセミナー(会場・ウェブ)でボライトXCの位置づけを講演。Journal of Cosmetic Dermatology に論文発表

  5. 2026.2

    スキンバイブの国内発売記念イベントで、基調講演「肌質改善治療の新選択」を務める

  6. 2026.7

    アラガン・エステティックス主催「SKINVIVE×エネルギーデバイス」セミナーで、院長 奥謙太郎とともに講演(会場は満席、大阪・福岡のサテライト会場へ配信)

料金料金のご案内

自由診療・税込表示です。注入量とご予算をすり合わせ、治療前にお見積もりをご案内します。

肌育注射

スキンバイブ

架橋ヒアルロン酸を、副院長 奥美香子が自ら注入します。

66,000円

1.0cc・1回

両頬に2.0cc注入する場合は132,000円(税込)です。1回の治療後に肌の反応を確認し、追加や次回の時期を相談します。

ソフウェーブ(左)とスキンバイブ(右)を並べた画像

治療プログラム

クロストーク® CT

ソフウェーブ+スキンバイブ

院長がソフウェーブを照射し、直後に副院長がスキンバイブを注入します。

全顔
500,000円モニター価格 430,000円
中顔面
270,000円モニター価格 230,000円
クロストーク®の中顔面の範囲図。目尻と耳の上端を結ぶ線から、口角と耳の下端を結ぶ線までを、鼻を含めて塗っています
クロストーク®|中顔面中顔面の範囲:目尻と耳の上端を結ぶ線から、口角と耳の下端を結ぶ線まで。鼻を含みます。
料金に含む
必要な前処置・麻酔代・内服代・針代・セベリア バームのサシェ1包。ジャルプログローピール(22,000円)が無料になる特典があります。
別途
診察・診断料
モニター価格
FACE-Qアンケート(計3回)と、個人情報に配慮した症例写真にご協力いただく方の料金です。
特典
施術当日のデルマシオは半額です。
テンプシュア(左)とデルマシオ(右)の機器2台を並べた画像

治療後の維持期|6か月間

ポストトリートメント PT

テンプシュア+デルマシオ

テンプシュアで肌を温めたあと、デルマシオで導入する、治療後の肌を整える施術です。

1回
33,000円通常 132,000円
対象
クロストーク®(CT)・ヒルズシェイプ®(HS)・ヒルズシェイプ® プレミアム(HSP)を受けた方
期間・回数
治療後6か月間、月1回まで

テンプシュアとデルマシオのリスクは、各機器のページに記載しています。

診察・診断料

施術費用とは別に発生します。初めてのご来院 11,000円/前回のご来院から24か月以内 1,100円/25か月以上 11,000円(税込)。同日の診察は医師1名でも2名でも同額です。

麻酔代(税込)

ご希望や治療内容に応じて行う場合の料金で、施術費用とは別にかかります。全治療で共通です(料金に「麻酔代込み」とある施術を除く)。塗る麻酔の1部位は、20cm×20cmです。

  • 塗る麻酔(1部位)30分まで5,500円
  • 塗る麻酔(1部位)45分まで8,250円
  • 塗る麻酔(1部位)60分まで11,000円
  • ブロック麻酔(1部位)5,500円
  • エレクトロポレーションによる麻酔(1部位)11,000円
  • エレクトロポレーションによる麻酔(全顔)27,500円

料金確認:2026年10月3日(肌育スキンブースターページ・料金表と同じ料金)。

ご予算も、診察でお聞かせください。ほかの製剤や機器治療との組み合わせも、一緒に考えます。

経過・リスク治療後の変化も、知ってから。

注入した場所に、腫れや赤みが出ることがあります。大切な予定がある方は、治療日を決める前にご相談ください。

当日

腫れ・赤み

注入した場所に、腫れや赤み、針の跡が出ることがあります。注入部位は、強くこすったりもんだりしないでください。

数日〜2週間

腫れ・内出血

腫れは数時間から数日で落ち着いていきます。内出血が出た場合も、多くは1〜2週間ほどで落ち着きます。

その後

反応を確かめて次へ

保湿と紫外線対策を続けてください。機器治療を組み合わせる場合は、肌の反応を確認してから時期を決めます。

経過には個人差があります。上記は目安であり、注入する部位や量によっても異なります。気になる変化があれば、次回を待たずにご連絡ください。

痛み・メイク・施術時間について

製剤に局所麻酔薬のリドカインが含まれていますが、注入時にはチクッとした痛みがあります。痛みへの対応は、診察でご説明します。

メイクや洗顔を再開する時期は、注入した部位に応じてご案内します。

副作用・治療前に確認すること

主な副作用・リスク:注入部位の赤み、腫れ、痛み、内出血、かゆみ、しこり・凹凸、感染、アレルギー反応など。まれに血管の閉塞による皮膚の障害や視力の障害などが起こり得ます。効果や経過には個人差があります。

この製剤の成分やアミド型の局所麻酔薬(リドカインなど)に過敏症の既往がある方、グラム陽性菌由来のたんぱく質に過敏症の既往がある方は、治療を受けられません。妊娠中・出産前後・授乳中の方への安全性と有効性は確立していません。注入部位に炎症や感染がある場合は、治療を延期します。既往歴・内服中のお薬(血液をさらさらにする薬など)・これまでの注入治療歴を、診察時にお知らせください。

注入後に、強い痛み、皮膚の色が白っぽくなる・紫色になる、目の見え方の異常などがあれば、すぐに当院または医療機関へご連絡ください。

FLOW|診療の流れまずは診察。治療は、納得してから。

製剤名で治療を決めて来院する必要はありません。診察で、スキンバイブが合うかどうか、機器治療と組み合わせるかどうかから一緒に考えます。

  1. クリニックの受付で予約を案内する様子
    01

    ご予約・ご来院

    WEB・LINE・電話でご予約ください。気になるお悩みと、これまでの注入治療や機器治療の経験をお知らせいただくとスムーズです。

  2. 肌画像を撮影している様子
    02

    洗顔・肌画像撮影

    洗顔後、肌画像を撮影します。小じわや乾燥、毛穴、色むら、赤みなど、肌の状態を診察の参考にします。

  3. 患者さんの頬に手を添え、手鏡を使って肌の状態を一緒に確かめる副院長 奥美香子
    03

    診察・治療計画

    医師が肌の厚み、小じわの出方、表情の動きを確認します。注入量の目安、機器治療との組み合わせ、費用とリスクをご説明し、ご希望をうかがいます。

ここからは、治療を受ける場合

内容と費用にご納得いただいてから。施術は後日でもご相談いただけます。

  1. 患者さんの顔に注入治療を行う副院長 奥美香子
    04

    医師による注入

    洗顔と消毒のあと、診察で決めた部位に、決めた量を注入します。注入中も肌の反応を確かめながら進めます。

  2. 施術後のパウダールームでの様子
    05

    施術後・経過確認

    注入部位をこすらず、保湿と紫外線対策を続けます。機器治療を組み合わせる場合は、肌の反応を確認してから時期をご案内します。

スキンバイブとはスキンバイブの特徴と、他の製剤との違い

線維芽細胞の比較イラスト。左は切れた線維の中で縮んだ線維芽細胞、右は架橋ヒアルロン酸のゲルに支えられ、線維の間で伸びた形に戻った線維芽細胞
足場がゆるみ、縮んだ線維芽細胞コラーゲンをつくる働きが落ちている
架橋ヒアルロン酸に支えられ、伸びた線維芽細胞引き伸ばされることが、つくり直しの合図になる
架橋ヒアルロン酸を注入した人の皮膚での報告をもとにしたイメージです。大きさや形は実際と異なります。
  1. 肌質の改善を目的とするヒアルロン酸

    • 使用目的は「小じわ等の表面のへこみの修正」と「皮膚状態(保水性、弾力性等)の改善」です。
    • 旧名は「ジュビダームビスタ ボライトXC」で、2026年2月にスキンバイブとして発売されました。
  2. 形を保つ、やわらかい架橋ヒアルロン酸

    • 同じシリーズの中で、いちばんやわらかい設計です。
    • 架橋ヒアルロン酸 12mg/mL。長さの違う鎖(500 kDa超と1 MDa超)を組み合わせて結びつけてあります(Vycross®)。
    • 局所麻酔薬のリドカイン(0.3wt%)を含みます。
  3. 1回で長く続く

    • 131名の研究で、肌の水分量の改善が9か月後まで、なめらかさの改善が6か月後まで報告されています。
    • 同じ研究の方々で、肌の満足度もすべての時点で上がっています。
  4. 肌の奥で報告されている変化

    • 形を保つヒアルロン酸が真皮を内側から押し広げ、線維芽細胞が引き伸ばされます。これが、コラーゲンをつくる合図になると考えられています。
    • 人の皮膚で、水を運ぶアクアポリン3(AQP3)の増加が報告されています。
  5. 機器治療の前の「土台づくり」になる(当院の特徴)

    • レーザーや超音波と組み合わせる「CrossTalk®」として行っています。
    • 副院長 奥美香子と院長 奥謙太郎が、併用の研究を国際誌に発表しました(2025年、18名、患者満足度がすべての時点で有意に上昇)。
    • 機器治療との併用について、有効性・安全性や、あけるべき期間は十分に検証されていません。
  6. 料金

    • 1.0ccで66,000円、両頬2.0ccで132,000円です(税込)。

非架橋型と架橋型で、注入したあとが違う。

多くの肌育製剤は、非架橋のヒアルロン酸を使います。水分をすばやく補う一方で、比較的早く分解されます。架橋ヒアルロン酸のスキンバイブは、真皮の中で形を保ち、そのまわりで線維芽細胞に働きかけると考えられています。どちらが優れているということではなく、目的が異なります。

非架橋型ヒアルロン酸
非架橋型ヒアルロン酸を注入したあとの3つの時点のイラスト。液状に広がり、薄くなり、ほぼ消えていく
架橋型ヒアルロン酸(スキンバイブ)
架橋型ヒアルロン酸を注入したあとの3つの時点のイラスト。真皮の中に残り、まわりの線維芽細胞が反応して、コラーゲン線維が増えていく

イラストはしくみを示すもので、大きさや形は実際と異なります。手術で切除した人の皮膚で、架橋型(VYC-12L)と非架橋型を比べた実験では、非架橋型の変化は小さく、8日後には続いていなかったと報告されています。

他の肌育製剤との違い

違いは「何を届けるか」。

当院の肌育治療では、成分の異なる製剤を使い分けています。スキンバイブは架橋ヒアルロン酸を使う製剤です。

当院で扱う主な肌育製剤の成分(メーカー公表情報)
スキンバイブスネコス パフォルマジャルプロ スーパーハイドロPN製剤
主な成分架橋ヒアルロン酸(リドカイン含有)非架橋の低分子ヒアルロン酸、6種のアミノ酸高・低分子ヒアルロン酸、7種のアミノ酸、3種のペプチドPN(ポリヌクレオチド)。プルリアル デンシファイ、リジュラン i など
着目することうるおい、乾燥による小じわ、ハリ小じわ、しなやかなハリハリ、引き締まりハリ、乾燥、キメ/目元の小じわ
初期コースの目安1回の治療後に反応を確認7〜14日おきに4回約1か月おきに2〜3回2〜4週おきに3回程度

表は成分と考え方の違いを示したもので、製剤の優劣や治療効果を示すものではありません。回数は初期コースの目安で、肌の状態によって変わります。製剤は、お悩みと肌の状態に合わせて診察で選びます。

線維芽細胞の最新知見真皮の線維芽細胞は、ひとつではない。

線維芽細胞は、コラーゲンやエラスチンをつくる真皮の細胞です。近年の研究で、深さによって異なる集団があり、それぞれ役割も、年齢による変わり方も違うことが分かってきました。注入する層を選ぶ根拠になる知見を、査読論文にもとづいて整理します。

皮膚の断面のイラスト。表皮のすぐ下に青、真皮の深い層にローズ色、真皮と皮下脂肪の境目に緑の線維芽細胞が描かれ、その下に皮下脂肪がある
  1. 乳頭層の線維芽細胞表皮のすぐ下。細かな線維の中で、表皮を支える働きに関わる。
  2. 網状層の線維芽細胞真皮の深い層。太いコラーゲン線維束とともに、皮膚の強さを支える。
  3. 真皮・皮下境界部の線維芽細胞真皮と皮下脂肪の境目。周囲の細胞外マトリックスの構成に関わる特徴をもつ。
模式図。細胞の大きさ・数・線維の太さ・色は実際と異なります。位置の違いを示すために3つの領域を描き分けています。集団の分け方は引用した研究にもとづき、研究によって分類の基準(解剖学的な位置か、遺伝子発現か)が異なります。

この知見が、注入の設計にどうつながるか

副院長 奥美香子

文献から読み取れる3つのこと

  • 層を選ぶ。浅い層と深い層では細胞も役割も違います。目的に応じて届ける層を考えることに、細胞レベルの根拠があります。
  • 「張り」を戻す。架橋ヒアルロン酸を注入したヒトの皮膚では、線維芽細胞が引き伸ばされた形になり、新しいコラーゲンをつくる働きが高まっていました。ゲルが真皮に機械的な支持を与えることが、細胞への合図になると考えられています(メカノトランスダクション)。
  • 炎症を起こさない。老化した細胞が炎症を広げるという知見は、治療そのものが強い炎症を起こさないことの大切さを示します。当院が肌質を整えてから機器治療を行う順序(CrossTalk® Protocol)を研究してきたのも、同じ考え方です。

Wang ら 2007(Arch Dermatol) Quan ら 2013(J Invest Dermatol) Cole ら 2018(J Cell Commun Signal) 奥ら 2025(J Cosmet Dermatol)

ここに挙げた研究の多くは、細胞や組織を対象にした基礎研究です。細胞レベルの変化が、見た目の変化にどの程度つながるかは、製剤・部位・個人によって異なります。

線維芽細胞の集団と加齢の研究、関連文献を読む

乳頭層の線維芽細胞

表皮のすぐ下の薄い層にいる、小さく増殖力の高い細胞です。表皮の形成を支える働きがあり、加齢でこの機能が変わりやすいことが、若い人と高齢の人の皮膚から取り出した細胞の比較で報告されています。Ⅲ型コラーゲンなどの発現の違いは、別の遺伝子解析で示されています。

Mine ら 2008(PLoS One)/Janson ら 2012(J Invest Dermatol)

網状層の線維芽細胞

真皮の深い層で、Ⅰ型コラーゲンの太い束からなる緻密な細胞外マトリックスをつくり、皮膚の強さを保ちます。傷の修復では収縮する細胞(筋線維芽細胞)になりやすく、線維化に関わることが、マウスの系統追跡で示されています。ヒトでの機能的な証明は限られます。

Driskell ら 2013(Nature)

真皮・皮下境界部の線維芽細胞

真皮と皮下脂肪の境目にいる細胞で、乳頭層・網状層の細胞や間葉系幹細胞とは異なる分子の特徴(テネイシンCなどのマトリックス関連遺伝子)をもち、実験モデルでは組織を収縮させにくい性質が示されています。脂肪細胞と近く、信号をやり取りしていると考えられています。

Haydont ら 2020(Cells)

単一細胞レベルの遺伝子解析では、ヒト真皮の線維芽細胞は4つの主要な集団に分けられ、加齢とともにそれぞれの「らしさ」が薄れていくことも報告されています。分け方は研究ごとに異なるため、「何種類」と一つに決めるより、「層ごとに違う細胞がいる」と捉えるのが正確です。

Solé-Boldo ら 2020(Commun Biol) Philippeos ら 2018(J Invest Dermatol)

年齢とともに、線維芽細胞に何が起きるか

つくる力が落ちる

18〜29歳と80歳以上の皮膚の比較で、高齢の皮膚から取り出した線維芽細胞はⅠ型プロコラーゲンをつくる量が少なく、組織の中でもコラーゲン線維に接している面積が小さく、細胞が縮んでいました。細胞自体の老化と、まわりの線維から受ける「張り」の減少の両方が、コラーゲン産生の低下に関わると結論しています。

Varani ら 2006(Am J Pathol)

老化した細胞が炎症を広げる

高齢の皮膚から取り出した線維芽細胞は、マトリックスを分解する酵素や炎症に関わるタンパク質を多く分泌することが報告されています。老化した細胞が出す物質(SASP)が慢性的な弱い炎症を続けることは「インフラメイジング」と呼ばれ、皮膚を含む加齢全体に関わる考え方です。

Waldera Lupa ら 2015(J Invest Dermatol)/Franceschi ら 2018(Nat Rev Endocrinol)

浅い層ほど変わりやすい

乳頭層の線維芽細胞は、若い皮膚では網状層の細胞と明確に違う性質を示しますが、加齢とともにその差が小さくなります。表皮を支える力の変化が、加齢した皮膚の組織像に関わる可能性が示されています。

Mine ら 2008(PLoS One)

関連する研究・文献(2編)

  1. 当院医師による、注入と機器治療の併用研究

    奥美香子・奥謙太郎による18名の前向き研究。VYC-12Lを注入し、1か月後に肌の悩みに応じた機器治療を行いました。比較対照群のない小規模研究であり、「クロストーク®→ヒルズフェイシャル®」という順番の優位性を検証したものではありません。

    Oku M, Oku K. The Efficacy and Safety of Combining Cross-Linked Hyaluronic Acid Filler VYC-12L and Energy-Based Devices for Facial Skin Quality Improvement in Asians. J Cosmet Dermatol. 2025;24(10):e70485.併用研究の論文を読む ↗
  2. 細胞の「足場」と、線維芽細胞の働き

    Quanらの2026年の研究は、加齢で変化した細胞外マトリックス(細胞の足場)が、線維芽細胞の形やコラーゲンをつくる働きに与える影響を調べています。細胞だけでなく、周囲の環境にも目を向ける背景研究です。スキンバイブやクロストーク®の治療効果を直接検証したものではありません。

    Quan T, Wang F, Marella S, et al. Collapsed Fibroblasts in Aged Human Skin in vivo – A Critical Driver of Dermal Aging. J Invest Dermatol. 2026. doi:10.1016/j.jid.2026.07.028.線維芽細胞に関する論文を読む ↗

しくみと研究もっと詳しく知りたい方へ。

肌の中で起きていること、報告されている研究、成分と承認の情報をまとめています。

なぜ、機器治療の前に肌を整えるのか

なぜ、先に整えるのか同じ治療でも、返ってくる反応が違う。

レーザーや超音波は、同じ機器・同じ設定でも、受け取る肌の状態によって反応が変わります。当院が「機器を当てる前に、肌を整える」と考えてきた理由は、次の3つです。

  • 色素の変化が出ることがある

    肌の状態が整っていないと、レーザーのあとに色素沈着が出たり、肝斑が濃くなったりすることがあります。

  • 回復に時間がかかることがある

    赤みや乾燥が長く続き、日常に戻るまでに時間がかかることがあります。

  • 反応そのものが弱い

    肌の予備力が落ちていると、同じ出力でも変化が出にくくなります。

副院長 奥美香子

副院長の視点

乾燥や小じわ、毛穴、くすみのご相談を受けたとき、私はまず、その肌が治療に応えられる状態かどうかを見ます。土台が整っていない肌に表面の治療を重ねても、思うような変化になりにくく、色素沈着などのリスクも上がるからです。一方で、くぼみやたるみが主な原因であれば、ヒアルロン酸注入や機器治療など、別の治療を優先します。

研究で報告されている組織の変化

報告されている組織の変化研究で報告されている、組織の変化。

注入した皮膚で、報告されている変化

  1. 水を運ぶ通り道が増える

    アクアポリン3(AQP3)は、表皮で水とグリセロールを運ぶたんぱく質で、肌が水分を抱える力の鍵とされています。

    VYC-12Lを注入した人の皮膚で、注入していない部位と比べてAQP3が多いことが、1か月後と3か月後に報告されています。

    人の皮膚での研究(前腕・11名・1か月/3か月)

  2. クッションになる成分

    グリコサミノグリカン(GAG)は、真皮で水分を抱えるクッションのような成分で、組織の密度と厚みを支えています。

    切除した皮膚の実験では、注入後3日目と8日目にGAGの増加が報告されています。一方、人の皮膚での研究では、3か月後に注入していない部位より少ないという逆の結果が報告されています。

    切除した皮膚での実験(3・8日後)/人の皮膚での研究(3か月)

  3. 弾力線維の足場

    フィブリリン1は弾力線維の主要な成分で、エラスチンの足場になります。コラーゲンは真皮の強さを支える線維です。

    切除した皮膚の実験では、注入後3日目にフィブリリン1とコラーゲンの密度の増加が報告されています(エラスチンは変化なし)。人の皮膚での研究では、3か月後にフィブリリン1が注入していない部位より少ないと報告されており、結果は一致していません。

    切除した皮膚での実験(3・8日後)/人の皮膚での研究(3か月)

組織を調べた研究や実験で報告された変化で、見た目の変化の大きさを示すものではありません。調べ方(人の体か、切除した皮膚か)や時点によって結果が異なり、逆の報告もあります。出典は「研究」の項目にまとめています。

成分と仕様

成分と仕様1本のシリンジに、入っているもの。

スキンバイブは、架橋ヒアルロン酸と局所麻酔薬のリドカインを含むジェルです。

国内では「ジュビダームビスタ® ボライトXC」の名前で使われてきた製品が、2026年2月にスキンバイブとして新しく発売されました。当院ではボライトXCの頃から、肌質の治療に用いています。

12mg/mL

架橋ヒアルロン酸

ヒアルロン酸どうしを結びつけ、真皮の中で形を保ちやすくした製剤です。

3mg/mL

リドカイン塩酸塩

局所麻酔薬のリドカイン(0.3wt%)を含み、注入時の痛みの軽減が図られています。

1.0mL

1本の容量

1箱に1.0mLのシリンジが2本入っています。当院の料金は1.0ccごとです。

スキンバイブ by ジュビダームビスタの箱(2×1.0mL)とシリンジ
1箱に1.0mLのシリンジが2本入っています。
販売名
スキンバイブ by ジュビダームビスタ(旧販売名:ジュビダームビスタ ボライトXC)
成分
ヒアルロン酸ナトリウム(架橋)12mg/mL、リドカイン塩酸塩 0.3wt%(約3mg/mL)
ヒアルロン酸の鎖
長さの違う鎖を組み合わせた配合(500 kDa超と1 MDa超)。Vycross®の製品群の中で、いちばんやわらかい設計です。
容量
1.0mL(1箱にシリンジ2本)
対象部位
成人の顔面および頸部(眼瞼・口唇・隆鼻術は含まれません)
分類
高度管理医療機器・クラスⅣ(一般的名称:ヒアルロン酸使用軟組織注入材)
製造販売元
アッヴィ合同会社(アラガン・エステティックス)

成分・付属の針・分類は、医療機器の添付文書(PMDA、2025年8月作成 第1版)にもとづきます。容量は製品の箱の表示(2×1.0mL)によります。ヒアルロン酸の鎖の長さとやわらかさは、2025年の国際的な専門家の合意報告(Journal of Cosmetic Dermatology)によります。

研究(論文7本)

研究報告されていること、まだわかっていないこと。

スキンバイブ(VYC-12L)については、組織を調べた研究、肌の水分量を測った研究、当院の研究などが報告されています。研究の種類によって、わかることの範囲が異なります。

当院の研究

The Efficacy and Safety of Combining Cross-Linked Hyaluronic Acid Filler VYC-12L and Energy-Based Devices for Facial Skin Quality Improvement in Asians

Oku M, Oku K. J Cosmet Dermatol. 2025;24(10):e70485. PMID 41065147.

副院長 奥美香子が筆頭著者の、前向き・評価者盲検の研究です。32〜59歳の女性18名の全顔に架橋ヒアルロン酸(VYC-12L)を皮内注入し、約1か月後にお悩みに合わせた機器治療(超音波・ピコ秒レーザー・高周波)を行いました。患者さんご自身による肌の満足度(FACE-Q)はすべての評価時点で統計的に有意に上昇し、重い有害事象は報告されていません。対照群のない少人数の研究です。

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組織を調べた研究

A Prospective, Open-Label Study to Evaluate the Impact of VYC-12L Injection on Skin Quality Attributes in Healthy Volunteers

Safa M, Natalizio A, Hee CK. Clin Cosmet Investig Dermatol. 2022;15:411–426. PMID 35300433.

健康なボランティア11名の前腕の内側にVYC-12Lを注入し、1か月後と3か月後に皮膚の組織を調べた研究です。注入していない部位と比べて、水を運ぶたんぱく質アクアポリン3(AQP3)は1か月後・3か月後とも多く、細胞の増殖を示すKi-67は1か月後に多いと報告されています。一方で、グリコサミノグリカン(GAG)とフィブリリン1は3か月後に注入していない部位より少なく、エラスチンも1か月後より3か月後に少ないと報告されました。機器で測った真皮の密度は3か月後に上がり、皮膚の厚みは有意に変わっていません。顔ではなく前腕で調べた、少人数の研究です。

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切除した皮膚での実験

Improvements in Skin Quality Biological Markers in Skin Explants Using Hyaluronic Acid Filler VYC-12L

Nakab L, Hee CK, Guetta O. Plast Reconstr Surg Glob Open. 2020;8(3):e2723. PMID 32537370.

手術で切除した人の皮膚にVYC-12Lを注入し、3日後と8日後に調べた実験です。注入していない皮膚と比べて、フィブリリン1とコラーゲンの密度、アクアポリン3、グリコサミノグリカン(GAG)の増加が報告されています。エラスチンには変化がなかったとされています。体の中ではなく切除した皮膚での短期間の実験で、著者はメーカーの研究者です。

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人での研究

VYC-12 Injectable Gel Is Safe And Effective For Improvement Of Facial Skin Topography: A Prospective Study

Niforos F, Ogilvie P, et al. Clin Cosmet Investig Dermatol. 2019;12:791–798. PMID 31749628.

131名の頬・額(一部は首)にVYC-12を注入し、9か月にわたって経過を追った、比較対照のない前向き研究です。肌のなめらかさや、機器で測った皮膚の水分量の変化が評価され、水分量はベースラインと比べて9か月の時点まで統計的に有意な改善が報告されています。

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人での研究

Improvements in satisfaction with skin after treatment of facial fine lines with VYC-12 injectable gel: Patient-reported outcomes from a prospective study

Ogilvie P, Safa M, Chantrey J, et al. J Cosmet Dermatol. 2020;19(5):1065–1070.

上の研究と同じ131名について、患者さんご自身による肌の満足度を9か月にわたって調べた報告です。満足度は、すべての評価時点でベースラインより統計的に有意に高かったと報告されています。

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架橋ヒアルロン酸の研究

In vivo stimulation of de novo collagen production caused by cross-linked hyaluronic acid dermal filler injections in photodamaged human skin

Wang F, Garza LA, Kang S, et al. Arch Dermatol. 2007;143(2):155–163. PMID 17309996.

スキンバイブとは別の架橋ヒアルロン酸を、光老化した高齢者11名の前腕の皮膚に注入した研究です。注入したヒアルロン酸のまわりで線維芽細胞が引き伸ばされ、Ⅰ型コラーゲンを新しくつくる働きが高まっていたことが報告されています。

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専門家の合意

Integrating VYC-12L With Energy-Based Devices for Skin-Quality Improvement: Global Expert Considerations for Safe and Effective Outcomes

Humphrey S, et al. J Cosmet Dermatol. 2025.

スキンバイブ(VYC-12L)と機器治療を組み合わせる際の考え方について、各国の医師がまとめた合意報告です。製剤の組成(長さの違うヒアルロン酸の鎖の組み合わせ、リドカインの配合、Vycrossの製品群の中でいちばんやわらかい設計)も記載されています。

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研究は、肌の水分量や組織の変化、満足度などを調べたものです。調べ方(人の体で調べたか、切除した皮膚で調べたか)や時点によって結果が異なり、逆の報告もあります。結果の感じ方には個人差があり、すべての方に同じ変化が起こることを示すものではありません。

承認情報

承認情報国内承認の医療機器です。

販売名
スキンバイブ by ジュビダームビスタ
医療機器承認番号
30200BZX00389A01
旧販売名
ジュビダームビスタ ボライトXC(承認番号 30200BZX00389000)
使用目的又は効果
本品は、成人において、顔面及び頸部における小じわ等の表面のへこみ修正及び皮膚状態(保水性、弾力性等)の改善を目的に皮内に注入して使用される。なお、眼瞼、口唇、及び隆鼻術における使用は本品の適応に含まれない。
製造販売元
アッヴィ合同会社(アラガン・エステティックス)

このページのメニューで用いる機器のうち、テンプシュア・デルマシオは、国内未承認医療機器です。ソフウェーブは国内承認の医療機器ですが、肌質を目的とする使用は、承認された使用目的の範囲外(適応外使用)です。承認状況・リスクは、各機器のページに記載しています。

スキンバイブのよくある質問

FAQ
スキンバイブは、ヒアルロン酸注射と何が違いますか?

ヒアルロン酸注入は、製剤の硬さと入れる層によって目的が変わる治療です。支えや輪郭に用いる製剤は深い層に入れますが、スキンバイブは肌質のための製剤で、小じわ等の表面のへこみと、保水性・弾力性などの皮膚の状態の改善を目的とします。

ボライトXCと同じものですか?

国内で「ジュビダームビスタ ボライトXC」の名前で使われてきた製品が、「スキンバイブ by ジュビダームビスタ」として新しくなりました。当院ではボライトXCの頃から、肌質の治療に用いています。

どんな悩みに向いていますか?

乾燥しやすさ、細かな小じわ、ハリ不足など、肌の質感に関わるお悩みで検討することが多い製剤です。対象となる部位は成人の顔面と頸部で、まぶた・唇は含まれません。くぼみやたるみが主な原因の場合は、別の治療が合うこともあります。

何回くらい必要ですか? どのくらい続きますか?

1回の治療後に肌の反応を確認し、追加や次の時期を相談します。研究では、注入後の保水性の改善が長期間にわたって観察されていますが、もともとの肌の状態や生活環境によって感じ方は異なります。

痛みやダウンタイムはありますか?

製剤にリドカインが含まれていますが、注入時にはチクッとした痛みがあります。注入直後は腫れや赤みが出て、数時間から数日で落ち着きます。内出血が出た場合は、多くは1〜2週間ほどで落ち着きます。

レーザーや超音波の治療と一緒に受けられますか?

はい。当院のCrossTalk®では、同じ日にソフウェーブ(超音波)を照射し、その直後にスキンバイブを注入します。肌の状態によっては、スキンバイブを先に行い、あとからレーザーなどの機器治療を行うこともあります。機器治療との併用について、有効性・安全性や、あけるべき期間は十分に検証されていません。肌の状態と目的を確認し、院長 奥謙太郎と連携して順番と間隔を決めます。

誰が注入しますか?

当院の肌育注射は、すべて医師が行います。スキンバイブは、アラガン・エステティックスのファカルティー(注入指導医)を務める副院長 奥美香子が担当します。

費用はいくらですか?

スキンバイブは1.0ccあたり1回66,000円、両頬2.0ccの場合は132,000円(税込)です。ソフウェーブと組み合わせるCrossTalk®は、全顔1回500,000円、中顔面1回270,000円(税込)です。診察・診断料は初めてご来院の方11,000円、前回のご来院から24か月以内の方1,100円、25か月以上の方11,000円(税込)で、施術費用とは別に発生します。

このページの情報源

肌の土台から、一緒に考えませんか。

スキンバイブが合うかどうか、ほかの製剤や機器治療と組み合わせるかは、肌の状態で変わります。診察で、治療の選択肢・費用・通院の見通しをご説明します。お話を聞いてから、ご検討ください。

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